起床後補水のススメ①

当院では毎週土曜日の9:00~12:00で

高血圧・循環器内科専門の梅田照久先生による診療を行っております。

梅田先生が日常診療で気をつけている事、患者様に伝えている事があり、

この場を借りてお伝え申し上げます。

陸上生物にとって「保水機能」は最も重要な生理機能であり、

その衰えは寿命を縮めます。

我々人間も50歳頃から保水機能が衰え始め、

皮膚には小皺が増え、気力・体力が減弱してきます。

さらに夜間就寝中は絶飲食のため、

起床直後の脱水は高度となり、倦怠感・めまい・立ち眩みなどが起こり易い状況となります。

ここを無事に生き抜くためには、起床後に水500ml以上を補給することです。

梅田先生の外来では、

尿比重(USG)<1.020の薄黄色尿を達成目標にして、

起床時補水の量を指導しています。

この際、薬も一包化して一緒に飲むことで、飲み忘れが減り、塩分排泄も促進されます。

これを毎朝実行することで、

「高血圧」をはじめ「脳梗塞」、「心筋梗塞」、「腎不全」、「熱中症」、

さらには「認知機能低下」も予防できるかもしれません。

早速朝から実践し、健やかで快適な老後を送りましょう。

令和4年11月 梅田 照久

キタさん
  • キタさん
  • 出身:福岡県北九州市
       令和4年4月に熊本へ移住
    趣味:映画、旅行、ドライブ、ゴルフ
    資格:日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医