あなたは睡眠時無呼吸症候群(SAS)ですか?

今ではよく耳にするようになった

睡眠時無呼吸症候群SAS: sleep apnea syndorome(以下、SAS).

2002年頃から電車や新幹線、自動車事故等をきっかけに度々ニュースや新聞で注目をあびるようになりました。

前回記事「気にしてみませんか?睡眠の質を」と合わせて是非お読み頂きたい。

特に、自己評価で「11点以上」であった方、要注意です。

SASとはなんぞやのお話。

読んで字のごとく、睡眠中の呼吸停止(無呼吸)や、呼吸が少なくなる(低換気)疾患です。

いびきを注意された事がある

日中の眠気や集中力の低下

運転中ウトウトする

リビングでテレビ見ながらいつの間にか寝てる

夜間の中途覚醒

夜間頻尿

熟眠感の欠如

寝起きがスッキリしない

なんとなく倦怠感がある

目が覚めると頭痛がある

最近ポッチャリになってきた

「ドキッ」とされた方、「何個か当てはまるけど違うやろ」と思われた方、

目を背けちゃ駄目ですよ。

そんな時は

携帯用睡眠時無呼吸検査装置(PSG)

当院では

あなたが良質な睡眠をとっているか、SASではないかを調べることが出来ます。

ご自宅でできる、携帯型の終夜睡眠ポリグラフィー検査。使用機器の操作も簡単で、どなたでも安心してお使いいただけます。

就寝時に装着して頂き、翌朝回収して検査終了。

一晩で検査可能です。

治療について

経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対してかなり効果的な治療で、最も一般的に行われています。気道閉塞に対して行う対症療法で、鼻マスクを利用して空気を送り込み、圧力をかけて気道を閉じないようにするものです。イメージとして煩わしい印象かもしれませんが、実際に使用されている方のお話では

「これ無しで眠れない」「目覚めが違う」「出張のお供」とまで言われます。

睡眠時無呼吸症候群を改善するだけでなく、高血圧心筋梗塞脳卒中などの合併症を予防する事ができます。

マウスピース作成

下顎が前に出るようにマウスピースを作製します。軽症の睡眠時無呼吸が気になる方にお勧めです。

治療の基本は何と言っても生活習慣の改善です。

SASに直結するものとしては

ポッチャリの改善、

鼻閉やアレルギー性鼻炎、

副鼻腔炎の治療、

寝酒は控える、

仰向けで寝ない(抱き枕を使用し横向きに寝る)、

枕の高さを調整する(仰向けで寝る場合で肩甲から頭の傾斜が10~15度に調整)。

SASを改善することで様々な疾患の予防ができます。

ご不明な点お悩みはいつでもご相談ください。

キタさん
  • キタさん
  • 出身:福岡県北九州市
       令和4年4月に熊本へ移住
    趣味:映画、旅行、ドライブ、ゴルフ
    資格:日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医