「オンライン資格確認」を導入します
「なんそれ!?」となる方も多いと思いますが、
最近よく聞く
「マイナポイント」
「マイナンバーカード保険証利用」のシステムのことです。
実は日本の医療機関では令和5年4月からの稼働が原則義務化となっております。
今回当院の受付に
※このような機械を設置予定ですが、接続に時間を要しております。
これは「顔認証用カメラ」と「カードリーダー」が一体となった機械です。
これまでは病院受診時にいつも提示していた保険証の代わりに、
マイナンバーカード(※マイナ登録済みのもの)をカードリーダーへかざして頂き、
顔認証を行っていただくことで保険証と同様の取り扱いとなるわけです。
もちろん、今まで通り保険証も使用できます。
がしかし、
2024年には現行の健康保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化する方針
が明らかにされました。 ←これはちょっとやりすぎかも。
これは実質的にマイナンバーカードの義務化であるゆえ、反発の声も多くあるようです。
マイナンバーカードを保険証として利用すると何が良いのか、
・就職、転職、引越しに伴う新保険証への変更を待たずして、ずっと同じカードで受診できます。←これはいい。
・受診されたデータが蓄積され、複数の医療機関同士で情報共有が可能となります。これまでの処方歴や特定健診の情報などが共有されますので、円滑で安全・安心な医療提供が期待できるかもしれません。(※これにはご本人様の同意が必要になります)
・高額療養費の対象となる場合には限度額適用認証がなくても限度額を超える支払いは自動的に免除されます。
・医療費控除の確定申告が簡便になります。これまでは領収証などを保管しておき、自分で金額計算する必要があったのですが、このシステムではマイナポータルからe-Taxに連携し、医療費控除の申告が自動化されます。
このように手続きが楽になるだけでなく、情報もしっかり共有される安心感があるわけです。
逆のデメリットもお伝えしなければなりませんが、
・対応している医療機関が少ない
・個人情報漏洩のリスクがある
これはマイナンバーカード自体が税金や年金の情報と紐づけされているため、やはりリスクはあると言わざるを得えないでしょう。
・システムエラーで使用できない
コンピューター管理での受付となるため、システムがダウンしてしまうと受付ができず、過去の医療データが見れない可能性が生じます。
・再発行に時間を要す
マイナ保険証を紛失した場合には再発行しもらう必要があり時間がかかります。その間に健康保険適応で診療が受けられないとなると、負担が大きくなってしまいます。
マイナンバーカードの保険証利用には利用申込が必要となりますが、利便性は向上されそうですね。
申込みがお済みでない方はこの機会に申込みをご検討されてはいかがでしょうか。