人はいつ内科を受診すべきか
ざっくり挙げますと
- 「体調が悪い時、常用薬が無くなった時」は、言うまでもなく、
- 「何科を受けたらいいか分からない時」
- 「そういえば以前◯◯の指摘を受けたけど、どうなったやろか?」
- 「生活習慣病ってなんぞや」
- 「そろそろ健康診断をせにゃー」
となった時などですが、
決まりはございませんのでお気軽にご相談いただければと思います。
今回は「内科」について少しお話。
「内科」とは、
「病気の原因を見つけ、手術ではなく薬剤を使用して治療を行う科」です。
わざわざ「●●内科」と掲げているクリニックや診療所は、その専門や得意分野を明確に示してくれているわけです。
紹介状を持たず、いきなり総合病院を受診すると、
たくさんの科があって、何科を受診すべきか分からない方も少なくないでしょう。
この問題を解決する最も簡単な方法が、
近所の「クリニック・医院・診療所を受診し相談すること」です。
はじめから専門領域に相談するのは、我々医師でも困難なことが多々あります。
お気軽にご相談頂ければ、専門領域の医療機関へ紹介がスムーズになります。
患者様が悩むよくあるケース
・足のむくみ
(原因が多岐にわたるため難しい。心臓、腎臓、肝臓、ホルモンバランスや運動不足といったケースが多い)
↑まずは内科で原因を探れます。
・頭痛
(風邪なのか、脳の異常なのか、肩こりからの可能性もあり)
↑内科もしくは脳神経内科、場合によっては耳鼻咽喉科で対応になります。
・喉が痛い
(風邪なのか、何か刺さっているのか、胃酸の逆流によることも)
↑内科もしくは耳鼻咽喉科で対応可能です。
・お腹が痛い
(女性の場合は子宮や卵巣がある)
↑内科もしくは婦人科へどうぞ。
・体重の急な変化(増加/減少)
↑内科にてその原因究明が可能です。
・花粉症やアレルギー性鼻炎
↑内科や耳鼻咽喉科が得意です。
・不眠/睡眠不足
まずは内科で話を聞いてもらえます。場合によっては心療内科や精神科への受診が必要となることもあります。当院では睡眠の質を評価するポリグラフィー検査も可能です。
・関節痛
明らかな捻挫や打撲によるものは悩まず整形外科へ。湿布だけで様子が見れそう場合は内科も可です。その他のケースで「リウマチ」を疑われる場合も整形外科でよいと思います。関節が赤く腫れ上がり痛風を疑われる場合やよくわからない時は内科へどうぞ。
まとめ
少なくとも当院では
「それはうちの専門ではないから帰ってくれ!」
なんてことは言いませんのでご安心下さい。